分解ケロシン

製品概要

C9系石油樹脂原料となるナフサ分解によってエチレンと併産される液体です。

特徴

分解ケロシン(混合物)の物性

  • 沸点範囲:60~220℃ 引火点:24~34℃ 比重:0.9~0.93(15℃)

ビニルトルエン

  • 沸点:170~173℃ 融点:-77℃
  • 3種類の異性体が存在し、o-ビニルトルエン(1-Ethenyl-2-methylbenzene)、m-ビニルトルエン(1-Ethenyl-3-methylbenzene)、p-ビニルトルエン(1-Ethenyl-4-methylbenzene)があります。
  • 強力な還元剤であり、強酸化剤、強酸と激しく反応する。アルミニウム塩と激しく反応します。

1H-インデン

  • 沸点:182.6℃ 融点:-1.6℃ 引火点:49℃
  • ベンゼン環と二重結合を一つ持つ5員環が、一辺を共有した構造を持つ多環芳香族系炭化水素です。

ナフタレン

  • 沸点:218℃ 融点:80.2℃
  • 2つのベンゼン環が一辺を共有した構造を持つ多環芳香族系炭化水素です。
  • 無色で昇華性を持つ白色結晶です。異性体に、7員環と5員環からなるアズレンがあります。
  • ベンゼンよりもはるかに親電子置換反応されやすく、得られる化合物には染料の中間体として重要なものが多く存在します。

性状

液体、黄色、芳香臭

保管条件等

直射日光を避け、通風のよい冷暗所に密栓して保管。
酸化性物質、有機化酸化物などと同一場所に置かない。
ボイラーなど、熱源付近や可燃物の近くに置かない。
保管場所で使用する電気機器は防爆構造とし、機器類は全て接地する。

化審法番号

分解ケロシン:(9)-1821
ビニルトルエン:(3)-8
インデン:(4)-580
ナフタレン:(4)-311

CAS登録番号

ビニルトルエン:25013-15-4
インデン:95-13-6
ナフタレン:91-20-3

関連諸法規

労働安全衛生法、消防法、海洋汚染防止法、特定有害廃棄物輸出入規制法、航空法、船舶安全法、港則法、外国為替及び外国貿易法

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クラサスケミカル株式会社
オレフィン事業部 製品販売グループ

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