当社は、PCP(多孔性配置高分子・別名MOF)の特性を利用した技術開発に取り組んでいます。

PCP/MOF技術開発

金属イオンと有機配位子の組み合わせにより構成される多孔性配位高分子(Porous Coordination Polymer(PCP))(別名:MOF)の選択的なガス吸着特性を利用して、大分コンビナートで生じた各種ガスから目的物を効率よく分離回収して、原料等として再利用する技術の開発を行っています。独自構造を有するPCPの開発により、例えば、既存の分離剤では困難であった炭化水素の構造異性体の分離を実現しています*。
PCP設計から実機での分離プロセスまでの研究開発を自社で一貫して行っています。

*Kishida, K., Okumura, Y., Watanabe, Y., Mukoyoshi, M., Bracco, S., Comotti, A., Sozzani, P., Horike, S. and Kitagawa, S., Angew. Chem. Int. Ed. 55, 13784 (2016).

  • PCP(SD-65)の結晶構造 開発したPCP(SD-65)の結晶構造
  • 圧力スイング吸着(PSA)プロセスのパイロットプラント PCPの成形体
  • PCPの成形体 圧力スイング吸着(PSA)プロセスの
    パイロットプラント

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