クラサスケミカル、榆林化学(中国)への酢酸ビニルモノマーの製造に関するライセンス供与を決定

2025年01月14日

クラサスケミカル株式会社(社長:福田浩嗣、以下、当社)は、中国の陕煤集团榆林化学有限责任公司(以下、榆林化学)に対し、酢酸ビニルモノマー(以下、VAM)の製造に関するライセンス供与を決定しました。あわせて榆林化学がVAM生産時に使用する触媒についても供給します。
 当社は前身のレゾナック㈱石油化学事業部時代より事業の強化のため、高付加価値製品の拡充、当社が有する有機化学品製造技術についてのライセンスビジネスの拡大に取り組み、安定して高い収益を生み出すための事業体質づくりを進めてきました。VAM製造に関するライセンス供与は本件により計3件と、着実に実績を積み重ねています。榆林化学は今回のライセンス供与に合わせ、中国・陝西省に年間20万トンのVAM製造プラントを建設予定です。

VAMは、無色透明の液体で接着剤や合成樹脂などの原料として幅広く利用される製品です。当社では40年以上にわたり大分コンビナートにてVAMを製造してきました。今回のライセンス供与では、これまで当社が蓄積してきた安定・安全操業のための運転技術やノウハウもパッケージとして提供します。
 また当社は、今回のVAM生産設備に使用する触媒も供給します。当社は、触媒に関する設計や解析、性能評価において高い技術力を有しております。このたびの新規プラントにおいても、当社の触媒を使用することでプラントのパフォーマンス向上に貢献します。

今後も当社は、誘導品の強化などを通じたコンビナートの競争力強化に加え、ライセンスビジネスの拡大に取り組んでまいります。

以上

本件に関するお問い合わせ先

クラサスケミカル株式会社 総務・人事部 総務グループ
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